多様性と寛容性

アンコンシャス・バイアスの解消による地域活力の向上

実現したい未来(アウトカム)

  • 地域や家庭、企業等において、アンコンシャス・バイアスが解消され、女性だけでなく、誰もが活躍できる社会を実現します。
  • 性別にかかわらず、誰もが多様な生き方や希望するライフスタイルを選択できる地域社会とします。

現状

  • 静岡県では、男女共同参画の推進により、誰もが性別に関わりなく、あらゆる分野で個性や能力を発揮できるよう、様々な取組を行っています。
  • 取組により、男女共同参画に対する意識の変化はみられるものの、県⺠意識調査では、「社会通念・慣習・しきたりなどで男性が優遇されている」との回答が7割を超える結果となりました。
  • また、ウェルビーイングの視点で女性活躍を分析すると、「女性が活躍しにくい」と感じている県⺠が多く、性別・年代・就業状況によって差はありますが、結婚・出産・子育てなどのライフイベントを迎える30代・40代で、特に強く感じているようです。

課題

  • 地域社会に根強く残る「男性は仕事をして家計を支えるべきだ」、「家事・育児は女性がするべきだ」といような性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)が、地方で暮らす女性の活躍を阻害し、若い女性が県外へ流出する一因となっているため、県⺠のアンコンシャス・バイアスへの気付きを促し、解消する必要があります。
  • アンコンシャス・バイアスは、自分自身は気づいていない「ものの見方やとらえ方のゆがみや偏り」であり、自分自身では意識しづらく、認識していないため、自発的な意識改革が困難です。
  • 個人の意識改革だけでなく、社会全体として取り組む必要がありますが、目に見えず、捉え方も人それぞれであるため、共通認識を持つために、課題の可視化が必要です。

スタートアップ等との協業イメージ

※以下記載以外にも、ご提案可能な点がございましたらご自由にご提案ください

  • アンコンシャス・バイアス等の見えない課題を可視化し、解消するため、テクノロジーや新しいアプローチを持つ企業の皆様との協業を求めます。
  • 県の既存のネットワーク(※)を活用し、継続的に人々の「意識」と「行動」の変容を促す仕組の提案を歓迎します。
    ※しずおか男女共同参画推進会議(74団体で構成)、ふじのくに女性活躍応援会議(約270団体)

<提案を期待する事業領域(例)>
個人の意識改革と組織の成⻑を促すEdTech/HRTech

  • 自らのアンコンシャス・バイアスや所属する組織の暗黙のルール等についての課題を診断・可視化し、気づきと改善方法等を学習できるツール・システム・サービス

対象

すべての県民

担当部署

静岡県くらし・環境部男女共同参画課

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