富士市の課題

富士市 産業政策課

新素材・新産業

「紙のまち」から「新素材のまち」へ。富士市CNF関連産業の共創促進

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対象

  • 新たな産業を富士市から産み出すことに精力的な企業や団体
  • CNFの活用に関心はあるものの、具体的な導入方法や協業先を見つけられずにいる製造業者

※CNF:植物や木材を由来としたセルロースナノファイバー(CNF)やセルロース素材を広く含む

02

課題

富士市は「紙のまち」の強みを活かし、植物由来の新素材CNFの産業集積地となるべく、2019年に「富士市CNF関連産業推進構想」を策定し、産学官連携の基盤を整備してきました。しかし、ポテンシャルは高いものの、以下の3つの大きな壁に直面しています。

製品化の壁

CNFの機能や価値を理解し、実際に新製品開発に取り組む企業がまだ少ない。

認知の壁

CNFという言葉を知っていても、その具体的な利点や可能性が、関心層にすら十分に届いていない。ましてや非認知層へのアプローチは不十分である。

連携の壁

支援体制として「富士市CNFプラットフォーム」を設立したが、一部の企業や大学の連携に留まり、様々なプレーヤーを巻き込み、協業を生み出す「つながる仕組み」を構築しきれていない。

03

現状

市内には静岡県富士工業技術支援センター等が立地し、研究開発の拠点が集積しています。

これまで、プラットフォームを立ち上げ、セミナー開催やウェブサイト等による情報提供、補助制度の運用など、様々な支援を実施してきました。

しかし、これらの活動が点在しており有機的に連携して大きなムーブメントを起こすには至っていません。

04

実現したい未来(アウトカム)

CNFを軸に、多様なプレイヤーが自然と集い、新たな製品や事業が次々と生まれるエコシステムを構築します。これにより、富士市をCNFの社会実装を牽引する「新素材のまち」へと発展させ、持続可能な地域産業の未来を創ります。

05

スタートアップ等との協業イメージ

本課題の解決に向け、以下の3つの領域で革新的なアイデアやソリューションを持つスタートアップとの協業を強力に推進します。

【製品開発・事業化支援】CNFを使った革新的な製品を産み出すスタートアップ

富士市が持つ研究開発拠点や市内企業とのネットワークを活用し、製品アイデアの試作品開発や実証事業の実施、ビジネスモデルの構築、事業化に向けた取組。

【認知度向上・ブランディング】CNFの価値を社会に届けるスタートアップ

CNFの技術的な優位性だけでなく、その環境価値や未来の可能性を、非関心層にも伝わる魅力的なストーリーとして発信するコンテンツ企画やPR。「CNFといえば富士市」というブランドイメージを共に構築し、社会全体の関心を高めるムーブメントの創出。

【エコシステム構築】日本中のプレイヤーが集まるハブを創るスタートアップ

本市が運営する「富士市CNFプラットフォーム」を基盤に、企業間の化学反応を誘発し、具体的な協業プロジェクトや共創企業を連続的に産み出す仕組みの構築。

06

担当部署(富士市 産業政策課)より

「紙のまち」として100年以上の歴史を紡いできた富士市は今、そのDNAを活かし、環境性能に優れた新素材CNFで、次の100年を創る挑戦を始めています。富士市をCNFの社会実装を牽引するまちへと共に押し上げていただくため、皆様からのご提案を心よりお待ちしております。

ENTRY

エントリー

近日募集開始 〜 8月22日(金)締切

課題解決に必要な技術やサービスを持つ県内外のスタートアップ(※1)であり、県内市町との協業に取り組む意欲のある企業

※1 本プログラム事業における「スタートアップ」とは、新たなビジネスモデルを築き、社会に変革・イノベーションを起こして、短期間で急成長を目指す企業とします(静岡県スタートアップ支援戦略より抜粋)。

①応募フォームの記載
スタートアップ等のご応募は、応募フォームにて受け付けます。詳細については、特設ホームページから公募要領をダウンロードしてご確認ください。

②補足資料の提出(任意)
応募に際し、図や表を使った資料による補足資料を添付する場合には、応募期限内に以下のメールアドレスまでご提出ください。
提出先メールアドレス:[email protected]

  • 書類審査通知9月5日(金)頃予定
  • 面談審査9月中旬頃予定
  • 面談審査通知9月下旬頃予定
  • ピッチ本番10月20日(月)
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