東伊豆町の課題

東伊豆町 防災課

防災

災害時「孤立集落ゼロ」への挑戦

01

対象

  • 孤立リスクの高い地域に居住する方々: 特に土砂災害等で道路寸断が懸念される大川、北川地区などの住民の方々。
  • 災害時に特に配慮が必要な方々(要配慮者)
  • 災害時に町内に滞在している方々: 観光やビジネスで訪問し、土地勘がなく支援を必要とする方々。
02

課題

東伊豆町は、地形的特性から道路が寸断されやすく、集落が孤立しやすい脆弱性を抱えています 。町の国土強靱化地域計画では「多数かつ長期にわたる孤立集落等の同時発生」を重大なリスクと位置付けており 、特に大川、北川地区などでは、孤立時の具体的な支援計画が十分でなく、住民並びに観光客の安全確保が喫緊の課題です。

03

現状

急傾斜地が多く土砂災害や津波等で道路寸断が懸念され、津波避難施設の整備や訓練のほか、海上からの支援も視野に入れていますが、インフラの網羅的な強靱化には時間を要し 、迂回路となる農道等の活用も十分ではありません 。

04

実現したい未来(アウトカム)

集落が孤立した場合でも、住民の生命と安全が最大限守られる社会を目指します。孤立直後から情報、物資、医療、エネルギーを安定的に確保し、住民が安心して救助を待てる強靱な支援体制の構築が必要です。

05

スタートアップ等との協業イメージ

本課題の解決に向け、ハード・ソフト両面、また「事前対策」と「事後対策」の両面から、既存の枠組みにとらわれない革新的なソリューションの提案を期待します。

① 孤立させないための「未然」のソリューション

リスクの低減と代替手段の確保:

  • ・インフラ(道路・法面等)の劣化や災害リスクを、センサーやドローン等で常時監視・予測する技術。
  • ・陸路寸断時を想定した、ドローンや小型船舶等を活用した代替輸送手段の確立。

集落の自立機能強化:

  • ・各集落が一定期間持ちこたえられるよう、分散型エネルギー、飲料水確保システム、地域内通信網など、オフグリッドで機能する生活インフラの導入。
② 孤立した際の「発生後」のソリューション
  • 状況把握とスマートな物資供給:孤立集落の被害状況やニーズをリアルタイムに把握し、多様な輸送手段を最適に組み合わせて物資を供給する仕組みの構築。
  • 遠隔からの生活支援:孤立集落内の住民の健康状態を遠隔で見守り、必要に応じてオンラインで専門家(医師等)の支援を受けられる仕組みの構築。
06

担当部署(東伊豆町 防災課)より

東伊豆町は、その地形から、道路寸断による集落の孤立が深刻な課題となります。行政としてインフラ整備を進めていますが、ハード対策だけでは限界があります。「どうすれば、孤立しても命と暮らしを守れるか」。この問いに対し、皆様の斬新なアイデアと技術で、共に東伊豆町の強靱な未来を築いていけるスタートアップからのご提案をお待ちしています。

ENTRY

エントリー

近日募集開始 〜 8月22日(金)締切

課題解決に必要な技術やサービスを持つ県内外のスタートアップ(※1)であり、県内市町との協業に取り組む意欲のある企業

※1 本プログラム事業における「スタートアップ」とは、新たなビジネスモデルを築き、社会に変革・イノベーションを起こして、短期間で急成長を目指す企業とします(静岡県スタートアップ支援戦略より抜粋)。

①応募フォームの記載
スタートアップ等のご応募は、応募フォームにて受け付けます。詳細については、特設ホームページから公募要領をダウンロードしてご確認ください。

②補足資料の提出(任意)
応募に際し、図や表を使った資料による補足資料を添付する場合には、応募期限内に以下のメールアドレスまでご提出ください。
提出先メールアドレス:[email protected]

  • 書類審査通知9月5日(金)頃予定
  • 面談審査9月中旬頃予定
  • 面談審査通知9月下旬頃予定
  • ピッチ本番10月8日(水)
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