伊豆市の課題(農林水産業)

伊豆市 農林水産課

農林水産業

伝統農法と先端技術の融合で拓く、伊豆市「わさびの郷」の未来

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対象

  • 伝統技術を継承するベテラン生産者から、新たな農業経営を目指す若手・新規就農者をふくむわさび生産者
  • 生産・流通を支える農業協同組合や、地域の旅館・飲食店、観光協会、商工会など、わさびの活用やブランド化を共に推進する事業者
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課題

  • 伊豆市の基幹産業であるわさび生産は、「静岡水わさびの伝統栽培」として世界農業遺産に認定されるなど高いブランド価値を有しています。しかしその裏側では、生産者の高齢化や過酷な労働環境といった課題を抱えています。
  • このままでは、伝統あるわさび栽培の技術継承や産地の維持が困難になる恐れがあります。本市が策定した「伊豆市わさびの郷構想」の実現に向け、これらの構造的な課題を解決し、持続可能な生産体制を構築するための革新的なソリューションが急務となっています。
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現状

  • 労働環境: 多くのわさび田は山間地の急峻な斜面に位置しており、資材運搬や収穫物の搬出、圃場の整備にかかる労働負荷が非常に大きい状況です。運搬用のモノレールの導入なども実施されていますが、設置できない場所もあり、またガソリンエンジンの脱炭素化も課題となっています。
  • 生産基盤: わさび田の多くは重機が入れない場所にあり、土砂や石の除去、伝統的な「畳石式」でのわさび田の再整備には、多大な労力と熟練の技術が必要とされています。栽培環境の悪化により耕作放棄されたわさび田も存在します。
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実現したい未来(アウトカム)

  • わさび生産における労働環境を抜本的に改善し、生産性を向上させ、産業としてのわさび栽培を維持・発展させる。
  • 伊豆市の特産品であるわさび生産を振興・継承し、質・量ともに安定した生産を可能にすることで、地域全体の活性化に繋げる。
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スタートアップ等との協業イメージ

本構想の実現に向け、ハード・ソフト両面における幅広い分野での革新的なアイデアや技術、事業モデルのご提案を期待します。

  • 【省力化・自動化分野】 作業負担を軽減するソリューション
  • 【生産基盤の維持・管理分野】 わさび田の整備を効率化するソリューション
  • 【環境保全・ブランド価値向上分野】 世界農業遺産の価値を高めるソリューション
  • 【技術継承分野】伝統的な「畳石式」などわさび栽培の技術を継承していくソリューション
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担当部署(伊豆市役所 農林水産課)より

伊豆市のわさびは、その品質の高さと、世界農業遺産にも認定された伝統的な栽培方法が私たちの誇りです。スタートアップの皆様が持つ、常識にとらわれない技術やアイデア、そして情熱を、ぜひ伊豆市のわさび産業に注いでいただき、歴史ある産業を次世代へと繋ぐパートナーとなっていただける方からのご提案を、心よりお待ちしております。

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近日募集開始 〜 8月22日(金)締切

課題解決に必要な技術やサービスを持つ県内外のスタートアップ(※1)であり、県内市町との協業に取り組む意欲のある企業

※1 本プログラム事業における「スタートアップ」とは、新たなビジネスモデルを築き、社会に変革・イノベーションを起こして、短期間で急成長を目指す企業とします(静岡県スタートアップ支援戦略より抜粋)。

①応募フォームの記載
スタートアップ等のご応募は、応募フォームにて受け付けます。詳細については、特設ホームページから公募要領をダウンロードしてご確認ください。

②補足資料の提出(任意)
応募に際し、図や表を使った資料による補足資料を添付する場合には、応募期限内に以下のメールアドレスまでご提出ください。
提出先メールアドレス:[email protected]

  • 書類審査通知9月5日(金)頃予定
  • 面談審査9月中旬頃予定
  • 面談審査通知9月下旬頃予定
  • ピッチ本番10月8日(水)
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